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血液型性格分類などは本当なのか?

初めに

最近はあまり聞かなくなったが、血液型性格分類(Wikipediaへのリンク)や血液型占い(Wikipediaへのリンク)などの疑似科学とされるものがある。これは、ステレオタイプ(Wikipedia へのリンク)的な考え方のよるものが大きい。実際、この文章の作者に血液型を聞く人がいたが、上記の存在、およびこれによる不利益を考慮して、情報は非開 示とした。そこで、上記のようなものがどのようなものか、そしてそれが正しいのか、誤ったものなのかを検証する。ここで取り扱うのは、おもにABO形を使 用したについて解説するものとし、その他の形式については原則として取り扱わないものとする。

そもそも血液型性格分類や血液型占いとは?

これらは、単純にいえばだれかがそうだと予想して作り上げたものである。これらについて、現段階では統計的にも、理論的にも正しいとは言いきれていない。ただし、後者に関してはあまりこのことについてはこだわらないかもしれない。以下にそれぞれの詳細について記す。

血液型性格分類

最 近まで、テレビジョン放送(特に民間放送)などで、"A形は几帳面な性格、B形はマイペース、O形は..."といった情報が流れていた。これが血液型性格 分類である。最近、これをもとにした本が発売されたため購入した方も多いだろう。これの分類はどこかの人が考えたものだが、それの実証の仕方に問題があ り、またその他の理由(後述)のため、疑似科学とされている。

血液型占い

こ れは民法の朝の8時台の情報番組(日本放送協会はその時間帯はニュースと連続テレビ小説をやっている)の占いの一部に採用されているようである。作者は最 近この時間帯は占いのない番組しか見ないので現在のその民法の状況は不明である。この手法の問題点としては、Wikipediaにあるが、手法が全くと 言っていいほど明らかにされていない点にある。なお、本題とは関係ないが、先述したこの文章の作者に血液型を聞く人は、その親族に血液型占いを行う占い師 がいるらしい。

なぜ、それらが疑似科学とされているのか

それらが疑似科学とされている最大の理由は、統計的に見て性格と血液型の相関が見られないからである。また、もし血液型を決定する要因となる抗原が性格などに影響するとしても、血液脳関門(略称BBB,Wikipediaへのリンク)の関係上それが脳まで届くことは基本的にない。

詳 しく説明すると、統計的な調査において、たとえば、"O形は失敗が多い"といった結論が出たとする。その時、他の型の人は失敗が少ないかというと、そうで はない。さらに、この調査の対象も、限定された範囲だけで行うことがあり、これにより、性格と血液型には相関があるとしている。

しかし、統計的な調査には、十分な数のサンプル(調査対象)と、そのサンプルが偏っていないといった条件が必要であり、前述の調査はそれらの条件を満たしていない。そのため、前述の調査は統計的とは言えない。

さらに、骨髄移植やある種の感染症などによって血液型が変わった場合は、性格も変わるのかといった疑問も呈されている。これについても、後天的に血液型が変わっても性格は基本的には変わらないとする説が一般的であり、やはり矛盾が生じる。  

以上のような理由から、疑似科学といわれているのである。

そもそも、それらをマスメディアが取り上げる意味は?

おそらく、ステレオタイプ的な考えが出たと思われる。また、もしかしたら特定の血液型の人を差別するために使用されていたのかもしれない。

それでなくても、個数が少なく、さらに仕分けも簡単であることから、普及したものと思われる。

では、ステレオタイプとは

特定の同じ集団、特徴などから性格や価値観などを導き出したものである。たとえば、次のような例が考えられる。

理系は社会性がないが理論的、逆に文系は社会性があるが理論的ではない。

しかし、ある程度は当てはまったとしても、実際に個人個人で価値観や性格などは違うものであり、このような固定的な観点で説明するのはよろしくない。

たとえば、下記のような特徴があったとする。

理系はおもに常体を使用し、さらに一般的にはひらがなを用いるようなもの(たとえば、"良い","出来る"など)を漢字にしている。また、手軽に投稿できるいわゆるBlogといったサービスにおいても論文調の文章を用いることが多い。

文系は主に敬体を使用する。また、手軽に投稿できるいわゆるBlogといったサービスにおいて話し言葉を使用することが多い。

大 多数は当てはまるかもしれないが、当サイトの管理者のように半分ずつとなっている場合(ある記事では理系のような記事で、さらにある記事では文系のような 記事となっている)や、どちらとも判別しがたいような記事の場合はどうなるのか。さらに、文系で前者の書き方や、理系で後者の書き方をしている人がいる。 このような場合はどうしたら良いのか。

これらのことから、表面上だけで性格等を判別してはいけない。したがって、血液型性格分類についてもそれだけでその人の性格を言い当てるのは不可能である。

結論

血液型性格分類などは、それが科学的にも、統計的にも正しいとはいえないという現状において、これを信用し活用するのは誤っているとせざるを得ない。

実際、あるサイトの管理人(自称A形、現在該当記事はリンクなしで公開中)においても、血液型性格分類において一般的な性格とは異なると自称している。該当サイトの日記(現在古いものはリンクなしで公開中)からもそのことが読み取れる内容となっている。

今の日本の社会において、上記に限らず、さまざまな疑似科学がある。それらを正しい知識を用いて見抜いてほしい。その手助けになることを期待する。

最 後になったが、このページは制作者が正確さを十分に確認したうえで作成したが、制作者の思い違い、参考資料の誤りなどによりこの文章にも誤りなどがあるか もしれない。その点に十分注意してほしい。さらに、ここに書かれているのは2009年11月1日現在のものであり、将来には状況が変わっているかもしれな い。その点にも注意してほしい。

参考資料

Wikipedia各ページ(各単語にリンクが掲載されています。)

血液型性格判断と相性診断(http://www8.plala.or.jp/kusutaku/blood.html)

血液型から見た能力分析(http://www.koufuku.ne.jp/blood/)

お詫びと訂正

文章中に、"形"の字がありますが、大半は"型"の誤りです。これは、当サイトなどのコンテンツにたとえば"桜通線6000形車両"といった具合に使用しているためです。お詫びして訂正します。あえて本文に手を加えない形にしたのは都合によるものです。